- おかみ
- I
おかみ【尾髪】〔「おがみ」とも〕馬の尾とたてがみ。 また, 馬の尾。II
「やがて~をきり, 鉄焼(カナヤキ)して/平家 4」
おかみ【岡見・傍見】(1)昔の民間習俗の一。 大みそかの夜, 蓑(ミノ)を逆さに着けて岡に上り, 自分の家の方を見て, 来年の吉凶を占った。 《岡見》(2)「傍目(オカメ)」に同じ。IIIおかみ【御上】(1)天皇を敬っていう語。(2)政府・幕府など政治を行なっている機関を敬っていう語。「~の命令」
(3)武家で, 臣下がその主君や奥方を敬っていう語。「只今帰りますると~へ申して下され/歌舞伎・四谷怪談」
(4)商家で, 主人やその家族を敬っていう語。(5)(「御内儀」「内儀」とも書く)他人の妻の敬称。「商家の~らしい四十前後の女が/黴(秋声)」
(6)(「女将」と書く)料理屋・宿屋などの女主人。IVおかみ【龗】水, また雨や雪をつかさどる神霊。 竜神(リユウジン)。「わが岡の~に言ひて降らしめし/万葉 104」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.